空港の低炭素化・エコ化を実現

エネルギー消費型からエネルギー自立型へ切り替えるため、
2040年までに新・再生可能エネルギーへ100%切り替えるなど、空港の低炭素化を実現

グリーンレポート

RE100、
地球のための約束

仁川国際空港は、エコ空港におけるグローバルリーダーとして、再生可能エネルギーを100%利用するという遠大な目標に挑戦します。

仁川国際空港の再生可能エネルギーの使用率の目標

アジアの空港で初めて
RE100に加盟

仁川国際空港は、アジアの2,500ヵ所の空港の内、
初めてRE100に加盟しました。
世界的な空港業界に吹く再生可能エネルギーの風もまた、
仁川国際空港がリードします。

エネルギー
自立

仁川国際空港は、新・再生可能エネルギーの発電設備とエコ電力の購入を通じて、
エネルギー自立型空港へ変わりつつあります。

仁川国際空港の再生可能エネルギー設備

太陽光発電設備の設置状況 単位
MW
第2旅客ターミナルなど、北側に4か所 3.8
第1旅客ターミナルなど、南側に10か所 1.2
貨物ターミナルなど、東側に5か所 2.0
太陽光発電団地など、西側に3か所 3.5
合計 10.5
地熱発電設備の設置状況 単位
MW
第2旅客ターミナルなど、北側に3か所 6.4
自由貿易地域など、東側に1か所 0.1
人材開発院など、東側に3か所 1.5
合計 8.0

世界から認められた仁川国際空港の環境にやさしい経営

仁川国際空港は、ACI(国際空港評議会)など、
信頼性のある機関からエネルギー経営と環境経営、炭素の排出管理など、多様な分野において認証を得ました。

ACI・空港カーボン認証レベル3の認証書
エネルギー経営システム(ISO50001)
環境経営システム(ISO14001)の認証書

eco car

エコカー 仁川国際空港はエコカー天国

仁川国際空港は、
韓国最大のエコカー向けインフラを備えています。

100 %

務用車を100%
エコカーへ切り替え

895

電気自動車の
充電器の構築 ~2030

1000 kg/日

韓国最大の
水素充電所の構築

電気自動車と水素自動車、
充電・充填も素早く簡単に

仁川国際空港は、
韓国最大の電気自動車と水素自動車向けインフラを備えているため、
エコカーを簡単に充電・充填、そして駐車できます。

施設容量
  • T1
    水素ステーション
    250kg/1日
  • T2
    水素ステーション
    1,000kg/1日
営業時間
8:00 ~ 22:00 (年がら年中)
2021 年の 電気充電器数 88機
2021 年の 水素充填機数 2か所

* 仁川国際空港は、電気自動車・水素自動車ステーションを持続的に増していく予定です。

空港運営の数多くの
車もエコカーへ

仁川国際空港が直接運営する業務用自動車とシャトルバスは100%エコカーに転換済みです。

業務用自動車 : 100% 転換済み

  • 50 電気自動車
  • 84 水素自動車
  • 30 ハイブリッド自動車

シャトルバス : 100% 低公害車への転換済み *水素シャトルバス10台を追加導入予定(~'25年)

2021年、空港周辺における運行車のエコカーへの転換状況

ディーゼル操業装備の
エコ仕様への転換が加速化

航空機が移動する区域内で、
グランドハンドリングスタッフが快適にエコ仕様の操業装備・自動車を運行できるよう、
充電インフラを構築中です。

ディーゼル操業装備のエコ仕様への転換

2025 2028 2030
転換率 32% 65% 100%

カーボン・ニュートラル空港を実現するためのロードマップ構築

世界をリードするカーボン・ニュートラル空港をつくり上げるため、エネルギー消費量の削減や温室効果ガス削減の目標を設定し、国際レベルの炭素管理システムを運用しています。

エネルギー消費削減目標

(単位 : TJ)
区分 消費量(目標) 2018年比消費削減量
2018 4,952
2020 4,117 -835
2025 5,143 191
2030 4,323 -629

* 2025年の増加理由:空港施設の増設及び面積の増加、設備容量の増加を考慮

エネルギー消費削減目標

温室効果ガスの排出削減目標

(単位 : tonCO₂eq)
区分 排出量(目標) 2018年比排出削減量
2018 242,847
2020 193,230 -49,617
2025 239,616 -3,231
2030 129,215 -113,632
2035 92,875 -149,972
2040 38,841 -204,006
2045 0 -242,847

* 2025年の増加理由:空港施設の増設及び面積の増加、設備容量の増加を考慮

温室効果ガスの排出削減目標

※ なお、具体的な数値は将来の空港建設計画によって変動する可能性があります。

航空分野におけるCO2削減の中核、バイオ燃料

航空産業におけるCO2削減のための対応として挙げられているバイオ燃料を利用する体系を構築するため、仁川国際空港は多様なインフラを整備中です。

※ バイオ燃料:植物、廃食用油などから抽出した成分を加工して製造した航空燃料

一滴の燃料も
無駄にならないように

仁川国際空港の運行システムは、不必要な移動を最小限に抑え、離陸直前まで地上電力を供給することで、航空機の不必要な燃料消費を減らし、CO2の削減に貢献します。

A-CDM
航空機の運行関連の各所との
意思決定における協業・統合システム
8% 燃料 削減
AC-GPS, PC-Air
航空燃料の
代わりに電気を供給して照明、
空調を稼働。
98% のCO2削減
飛行場施設のリニューアル
滑走路舗装改修、誘導路の新設で、
地上での移動を最小化し燃料の消費を抑えます。

森として生まれ変わる仁川国際空港、5 Green Projects

仁川国際空港は、空港の埋立地の生態系を改善する「5 Green Projects」をもって、永宗島の住人の暮らしを改善し、緑地が皆無な状況を解消します。

Global, Green

第一段階 2020 ~ 2022
遊休地のマスタープラン、
基本・実施計画の樹立

Growth, Gather

第2段階 ~ 2025
オソン近隣公園の造成、
進入路の改善、苗木農場の造成

Guard

第3段階 ~ 2030
空港の森の造成完了
グリーンネットワークの形成
  • 未来に備える森

    苗木農場、
    イベント緑地

  • 生体系活用の森

    草地、
    造園博覧会

  • 地域社会を築く

    近隣公園、
    利益創出

  • 5 Green
    Projects

     

航空機の騒音の
心配をなくせるように

仁川国際空港は、建設段階から海上空港として設計され、騒音を最小化し、独自のモニタリングシステム及び騒音低減協議会の運営を通じて騒音の低減に努めています。

告示指定日: 2016年1月6日

告示状況 (面積:㎢) 騒音対策地域および
近隣地域の状況 * 近隣地域: 70WECPNL
第1種区域
(95WECPNL 以上)
5.943
第2種区域
(90~95 WECPNL)
4.002
第3種区域
(75~85 WECPNL)
24.187
  • 甕津郡
    北島面
  • 中区
    德桥洞, 南北洞

仁川国際空港は、騒音対策事業および住人支援事業により騒音 トラブルの解消に努めています。

騒音対策事業 75 WECPNL以上
防音・冷房設備の設置、テレビの受信料/冷房の電気代の支援
住人支援事業 70 WECPNL以上
長峰島、茅島、龍遊島の一部地域
自治体の甕津郡・中区の所得増大、
住人の福祉事業に対して最大75%まで支援
絆強化事業 70 WECPNL以上
長峰島、茅島、龍遊島の一部地域
教育支援金、葬祭費、無料給食など

澄んだ空を実現する
仁川国際空港の秘訣

仁川国際空港は、法的基準より細かな基準をもって空港内の空気質をチェックし、お客様の安全で快適な旅をお手伝いします。

測定地点 法的基準 20か所
独自基準 34か所
測定周期 法的基準
  • 維持基準 1年に
    1度
  • 勧告基準 2年に
    1度
独自基準 毎四半期
測定項目 法的基準
  • 維持基準 PM2.5、
    二酸化炭素、
    ホルムアルデヒド、
    一酸化炭素
  • 勧告基準 二酸化質素、ラドン、総揮発性有機化合物
独自基準 全項目
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